もしご自分で相続手続きをすると、以下の事をやらなければなりません。

 相続人の調査

 

例えば、父親が亡くなった場合、生前に戸籍の転籍を繰り返していたので、戸籍を集めるだけで時間がかかった。それは、亡くなった方の戸籍は出生から死亡までのすべての戸籍を集める必要があるからです。
役所は平日しか開いてないし、会社を何回も休まなければならなかった。
その後、郵送の手続きでできることも知ったけど、郵便局で定額小為替を購入したり、戸籍は古い文字が出てきて読めないし、誰の戸籍をどこまで取得すればいいのか分からず、何度も役所に行く羽目になって時間がかかってしまった。

 相続財産の調査

 

亡くなった父親に、どんな財産が残っているのか確認するために不動産は納税通知書を確認したり、市区町村役場に行って父親名義の不動産がないか調査が必要です。
役所は平日しか開いてないし、やはり会社を何回も休まなければならなかった。
また、銀行へ口座を確認しに行ったら、銀行に亡くなったことが知られていて、父の預金がある銀行口座が凍結されてしまった。
引き出すには相続人全員の印鑑証明書や遺産分割協議書が必要で、すぐには引き出しができなくなり、とても困ってしまった。
最初から知っておけば別の対応もできたかもしれないのに失敗しました。

 遺産分割協議の調整

 

夫が亡くなり、相続人は妻である自分と息子1人でしたので、息子と遺産分割を行なうことになりました。
話し合いをして妻である自分がすべて相続することになったが、相続人ではない息子の嫁が「それはおかしい」と言い出して、話し合いがこじれてしまった。
妻である自分が最終的にはすべて相続しましたが、息子の嫁とはそれ以来ギクシャクしてしまった。
もちろん、遺産分割が終わるまでの時間もかかってしまいました。
調停、審判など裁判所での手続きにならなかっただけ、よかったのかもしれません。
第三者である専門家の司法書士が最初からついていたら、ここまでギクシャクせずに済んだのかもしれないと思っています。

 不動産の名義変更

 

不動産の名義変更手続き(相続登記や所有権移転登記といいます)は、手続きがまったく分からなかったため、インターネットで調べるも専門用語のオンパレードでした。
実際に、平日に会社を休んで法務局にまで足を運び相談しましたが、ここでも専門用語のオンパレードです。
ゆっくり相談できる感じではなく、私があまり理解していないと思ったのか「司法書士に登記手続きを頼んだらどうですか?」と言われてしまいました。
会社を休んでまで法務局に行ったのに、もう最初から司法書士に頼んでおけばよかったです。

 不動産以外の名義変更

 

不動産以外にも預貯金、株式等有価証券、保険、自動車など様々な相続手続きが必要です。
まずは預金からやろうと思って、すべての銀行に訪問したのですが、一日ではとても回りきれませんでした。
なぜなら、銀行によって必要な書類が違ったり、戸籍や印鑑証明書が何通も必要になって、もう一度役所へ行かなければならなくなってしまったからです。
相手は銀行ですので、役所と同じく平日の昼間15時までしか対応してくれません。
預金だけでも1社ではないし、不動産以外の名義変更手続きが、一番時間がかかったかもしれないです。

 相続税の申告

 

10ヵ月以内に申告が必要だということはインターネットで調べて分かりました。
ただ、この手続きも専門用語がたくさん出てきて、インターネットで調べるだけでは分からないので、実際に平日に会社を休んで税務署へ相談に行きました。
相続税は必ず支払う必要があると思っていたのですが、今回はどうやら申告の必要がないということが分かりました。
いろいろ控除などがあるみたいです。
「最初から分かっていれば、会社を休んでまで税務署に行くこともなかったのに。。。」と思ってしまいました。

 相続放棄

 

夫が亡くなり、相続人は妻である自分と息子1人でしたので、息子と一緒に相続手続きを行っていました。
そうすると、夫が実は借金をしていたことが分かりました。
ショックでしたが、他に財産もなく相続放棄という手続きがあることも分かりました。
ただ、特に借金返済の督促もなかったので、「息子と一緒にそのうち手続きをすればいいか」とゆっくり考えていたのですが、この手続きは3ヶ月以内に行わなければいけないことを後から知りました。
すでに3ヶ月以上過ぎていて、相続人である私と息子が借金の返済をしなければいけなくなり、息子も「なんで手続きをしなかった」、「借金は払いたくない」ということでもめてしまい、今は疎遠になってしまいました。